
床のワックスを正しく塗ることで、床の美しさを保ち、傷や汚れから保護する効果があります。以下は一般的な床用ワックスの塗り方の手順です。
1. 必要な道具を準備
床用ワックス(床の材質に適したものを選ぶ)
モップまたはワックス用アプリケーター
掃除用具(掃除機、ほうき、モップなど)
中性洗剤(床の洗浄に使用)
バケツ
クロスや雑巾(仕上げや余分なワックスの拭き取りに使用)
2. 事前準備
床の掃除:
床全体のホコリやゴミを掃除機やほうきで除去します。
水を使ったモップ掛けで、汚れや油分をきれいに落とします。
中性洗剤を薄めて使い、頑固な汚れを拭き取る。
完全に乾燥させる(湿ったままではワックスが定着しにくい)。
家具の移動:
床に置かれた家具や障害物をすべて移動させ、作業しやすい状態にします。
3. ワックスを塗る
準備:
ワックスの容器をよく振って中身を均一に混ぜる。
塗布:
ワックスを適量モップまたはワックス用アプリケーターに含ませます。
床の端から順に、薄く均一に塗ります。
厚塗りは避け、薄く伸ばして重ね塗りをするのがポイントです。
部屋の奥から出入り口に向かって作業することで、塗った場所を踏まずに済みます。
4. 乾燥
ワックスを完全に乾燥させます。通常は30分〜1時間程度が目安ですが、製品の指示に従ってください。
乾燥中は、床に触れたり、歩いたりしないように注意します。
5. 必要に応じて重ね塗り
より耐久性を高めたい場合は、2〜3回重ね塗りを行います。
各層が完全に乾燥してから次の層を塗ります。
6. 仕上げ
ワックスが完全に乾燥したら、床全体を柔らかいクロスで軽く拭いて仕上げます。
光沢が増し、床が美しくなります。
注意点
適切な製品を使用:
床の材質(フローリング、クッションフロアなど)に適したワックスを選ぶ。
ワックス不要の床材(ノンワックスフローリング)には使用しない。
作業環境を整える:
風通しを良くし、換気を行いながら作業する。
乾燥時間を守る:
乾燥不十分で家具を戻すと、ワックスが傷ついたり剥がれる原因になります。
この手順で丁寧に作業すれば、床にきれいなツヤを与え、長持ちする仕上がりが期待できます!